
シェムリアップ郊外の人気観光地「プノンクーレン」|歴史・自然・パワースポットを満喫
カンボジアのシェムリアップは5月頃から雨季に入りました☔️
例年、カンボジアの雨季は10月、11月頃まで続きます。
「雨季のカンボジア旅行は楽しめるの?」「シェムリアップ観光は雨ばかり?」と心配される方も多いですが、実は雨季ならではの魅力もたくさんあります。
そこで、今回ご紹介するのが、シェムリアップ郊外にある聖地プノンクーレン(Phnom Kulen)です。

アンコール王朝発祥の地として知られるプノンクーレンは、巨大な滝や千本リンガー、巨大涅槃仏などの見どころが集まる人気観光スポット。雨季になると山々の緑はより鮮やかになり、滝の水量も大幅に増加します。
乾季は乾季で涼しめる避暑地であったり穏やかな景色も魅力ですが、雨季には自然の力強さを感じられる迫力満点の景観を楽しめるため、実はこの時期だからこそ訪れたい場所のひとつです。2シーズンを見比べてみるのも個人的にはおすすめです!
今回は、プノンクーレンの歴史や見どころとあわせて、雨季ならではの魅力をご紹介します。

基本情報として、プノンクーレンはシェムリアップ中心部から車で約1時間半、北東に約60kmほど離れた場所に位置します。アンコール王朝発祥の地として知られ、巨大な涅槃仏や千本リンガーなどの歴史的スポットだけでなく、美しい滝や豊かな自然も楽しめる人気観光地です。
観光客だけでなく、多くのカンボジア人が休日に訪れる憩いの場でもあり、週末には家族連れで大変賑わいます。
プノンクーレンはアンコール王朝発祥の地
プノンクーレンは、現在のカンボジアの基礎を築いたアンコール王朝ゆかりの場所として知られています。
802年、この地でジャヤヴァルマン2世が即位し、「神王(デヴァラージャ)」として独立を宣言したと伝えられています。この出来事がクメール帝国、そしてアンコール王朝の始まりとされています。そのためプノンクーレンは単なる観光地ではなく、カンボジアの歴史が始まった特別な場所として今でも大切にされています。
現在でも多くの参拝者が訪れ、祈りを捧げる姿を見ることができます。観光をしながらカンボジア人の信仰や文化にも触れられる貴重なスポットです。
見どころ① クーレン滝
プノンクーレン観光最大のハイライトはクーレン滝です。
複数の滝がありますが、特に高さ15〜20mほどの大滝は迫力満点。大量の水が流れ落ちる景色は圧巻。

滝つぼ周辺では水遊びもできるため、子ども連れの旅行者にも人気があります。実際に週末になると、多くのカンボジア人家族がピクニックを楽しみながら涼しい時間を過ごしています。
プノンクーレンは「観光地」というよりも、カンボジア人にとっての自然公園や避暑地のような存在です。
乾季には透明度の高い水と穏やかな川の流れを楽しめます。水辺で足を浸しながらのんびり過ごせるのも魅力です。一方で雨季になると水量が大幅に増え、滝は迫力満点。轟音とともに流れ落ちる大量の水はまさに自然の力を感じさせてくれます。
「乾季と雨季どちらがおすすめですか?」という質問をよくいただきますが、どちらにも魅力があります。乾季は避暑地としてもおすすめ、雨季はダイナミックな自然を楽しみたい方におすすめです。
見どころ② 千本リンガー
プノンクーレンを代表する歴史スポットは千本リンガーという「水中遺跡」。

川底の岩盤に無数のリンガが彫られており、その数はまさに千本とも言われています。リンガとはヒンドゥー教のシヴァ神を象徴するもので、豊穣や繁栄を意味します。
約1000年前、アンコール王朝の繁栄を願ってこの場所に彫刻が施されました。川を流れる水は聖なる水と考えられ、その水が下流のアンコール地域へ流れていくことで王国に恵みをもたらすと信じられていました。現在でも神聖な場所として大切にされており、観光客だけでなく参拝者も多く訪れます。水面越しに見えるリンガや神々の彫刻はとても神秘的で、プノンクーレンならではの景観です。
※雨季は水量が増えて見えにくい場合があります。
見どころ③ 巨大涅槃仏(プリアアントム)
プノンクーレン最大の聖地が巨大涅槃仏です。プリアアントムという寺院の中にあります。

大きな岩山の上に建てられた寺院には、全長約8mの巨大な涅槃仏が安置されています。この涅槃仏は岩を削って作られており、カンボジア国内でも特別な存在として知られています。

現在でも多くのカンボジア人が参拝に訪れ、お線香や花を供えて祈りを捧げています。実際にカンボジアの参拝文化を体験することもできます。お線香やお供えをしながら祈りを捧げる地元の人々の姿を見ることができます。訪れた際は、ガイドさんと一緒に簡単なお祈りを体験してみるのもおすすめです。
また、寺院周辺にはお土産店や屋台も並び、地元の雰囲気を感じながら散策を楽しめます。

観光客や地元の参拝客向けのお店が並んでいます。カンボジアらしい民芸品やブレスレット、仏像のミニチュア、さらには地元の子供向けのおもちゃなどが売られており、少し賑やかな門前町の雰囲気です。
見どころ④ 断崖絶壁の絶景スポット
プノンクーレンには広大な景色を一望できる絶景スポットもあります。

断崖の先から見渡す景色はまさに大自然そのもの。どこまでも続く森林や平原が広がり、アンコール遺跡周辺とはまた違ったカンボジアの魅力を感じることができます。柵などがないため、特にお子様はお気をつけください。大人もヒヤリとしてしまうほどの絶景スポットです。
また、近年は断崖絶壁の景色を楽しめることで有名なプレアビヒア遺跡に行くことができないため、唯一この迫力感を味わえるスポットでもあります。さらに、比較的観光客が少ないため、ゆっくり写真撮影を楽しみたい方にもおすすめです。
プノンクーレン名物のバナナ
プノンクーレン周辺を訪れると、道路沿いに珍しい赤いバナナが並んでいることに気づくかもしれません。ぜひ注目してほしいのが道中の屋台にずらりと並ぶ「赤バナナ(チェーク・クロホーム)」です。

この赤バナナは、プノンクーレンの山の上ならではの豊かな土壌と気候によって育てられており、シェムリアップ市内ではなかなか見かけることができません。
見た目は一般的な黄色いバナナとは異なるが、皮をむくと中はクリーム色。食感はねっとりとしており、濃厚な甘みの中にほんのりとした酸味を感じるのが特徴です。
プノンクーレンへ向かう途中や山頂周辺の売店では1本から購入できるため、気軽に食べ歩きを楽しめます。歴史や自然だけでなく、その土地ならではの味覚に出会えるのもプノンクーレン観光の魅力のひとつです。
観光途中の売店では房ごと販売されていることも多く、地元の人たちもよく購入しています。日本で見かけるバナナより小ぶりな品種も多く、旅先ならではの味覚として楽しめます。
プノンクーレンで見かける薬草文化とはちみつ
プノンクーレン周辺の山々は自然が豊かで、昔から薬草が採れる場所として知られています。そのため、道中では乾燥させた植物や薬草酒、ハーブ製品などが並んでいることもあります。

カンボジアには古くから「クル・クメール(Kru Khmer)」と呼ばれる伝統医療の文化があり、薬草や樹木の根、蜂蜜などを日常生活に取り入れてきました。

観光客向けのお土産店とは少し異なり、実際に地元の人々が購入している商品を目にできるのもプノンクーレンならではの魅力です。
また、天然はちみつも人気があります。山の豊かな自然の中で採れたはちみつは、お土産として購入する人も多く、売店には瓶詰めされたはちみつが並んでいます。
歴史や自然だけでなく、こうした地元の暮らしや伝統文化にもぜひ注目してみてください👀
一緒に訪れたいおすすめスポット
プノンクーレン観光と合わせて、シェムリアップ郊外の人気スポットを併せて訪れるのも良いと思います。時間の限られた旅行だからこそ、他の人気スポットとの組み合わせると気になるところにたくさん行くことができます。
ベンメリア遺跡
「ラピュタのような遺跡」として有名なジャングル遺跡。巨大な木々と崩れた石積みが幻想的な景色を作り出しています。

バンテアイ・スレイ
「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しいレリーフで有名な寺院。アンコール遺跡群の中でも特に彫刻が美しいことで知られています。

クバールスピアン
山中を約1.5kmトレッキングし、川底に刻まれた神々の彫刻やリンガを見学する秘境スポット。自然と遺跡を同時に楽しみたい方におすすめです。

まとめ
アンコールワットだけではない、カンボジアの魅力を体感できるプノンクーレン。アンコール王朝発祥の地としての歴史、千本リンガーや巨大涅槃仏が残る聖地、そして美しい滝や豊かな自然が魅力の人気パワースポットです。シェムリアップ郊外で特別な一日を過ごしたい方におすすめです。
乾季には涼しく快適な自然散策を、雨季には迫力満点の滝を楽しめるため、一年を通しておすすめできる観光地です。
シェムリアップ旅行でアンコールワット以外にも足を延ばしたい方やお子様も楽しめる場所に行きたい方、滝行をしてみたい方などは、ぜひプノンクーレンを訪れてみてください🌿

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